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⬜︎目次⬜︎
- 1章 真面目に生きてきた人が陥りやすい心の罠
- 2章 本音がわからなくなる理由と回復への道筋
- 3章 劣後順位をつける練習~小さな選択から始める
- 4章 優先順位に隠された本当の気持ち
- 5章 時間の使い方が変わると関係性も変わる
「自分の本音ってなんだろう?」そんな疑問を抱えながら、今日も忙しい毎日を過ごしていませんか。真面目に努力を重ね、責任感をもって、人生を生きてきたあなたは、気づくと自分のことがわからなくなっているかもしれません。
歳を重ねて、ふと立ち止まって考えてみてください。親の期待に応えようと努力し、社会の要求に合わせ、周囲の人々を満足させることに一生懸命で、「自分は何を望んでいるのか」という声が聞こえなくなっていることに気づく人は少なくありません。
時間の使い方を見直すことは、単なる効率化やタイムマネジメントの話ではありません。それは、あなたの内側に眠る本当の価値観と再びつながるための入り口なのです。
1章 真面目に生きてきた人が陥りやすい心の罠
真面目で努力家のあなたは、これまで多くのことを成し遂げてきたはずです。学校では良い成績を取り、就職では安定した企業を選び、結婚して家庭を築き、仕事でも多くの責任を引き受けているかもしれません。客観的に見れば、「成功した人生」なのかもしれません。
しかし、心の奥では何かが足りない感覚があるのではないでしょうか。それは、これまでの選択が、本当に自分の意思によるものだったのか、疑問に思う瞬間があるからです。

親から「〇〇すべき」「△△してはいけない」と言われ続けて育った環境では、自然と「正しい選択」をすることが習慣になります。その「正しさ」の基準は、いつの間にか自分の外側にある他者の期待や社会の常識になっています。
このような環境で育った人は、自分の感情や欲求よりも、「どうすれば周囲に認められるか」「どうすれば失敗しないか」という思考回路が発達します、その結果、自分の本音を感じ取る感覚が徐々に鈍くなってしまうのです。
さらに、努力すれば報われるという価値観のもとで生きてきたため、「努力しない自分には価値がない」という深い信念を抱えている場合があります。これが、休息や楽しみを後回しにし、常に何かをしていないと不安になる状態を作り出します。
2章 本音がわからなくなる理由と回復への道筋
本音を見失う背景には、幼少期から形成されたインナーチャイルドの存在があります。親の愛情を得るために、「いい子」でいることを学んだ内なる子どもは、大人になっても「承認されるために頑張る」パターンを繰り返します。
この状態では、自分の感情や欲求は「わがまま」として抑圧され、代わりに「こうあるべき」という思考が前面に出てきます。その結果、「疲れた」「つらい」「楽しくない」といった自分の本当の感情に気づかなくなったり、気づいても「こんなことを思ってはいけない」と打ち消してしまうのです。

回復への第一歩は、この状態に気づくことです。あなたが今感じている違和感や空虚感は、内側の本当の自分からのメッセージなのです。それは「もう十分頑張ったから、今度は自分の声を聞いてほしい」という叫びなのかもしれません。
そして、この本当の自分と再び繋がるための最も効果的な方法の一つが、時間の使い方を見直すことなのです。なぜなら、時間の使い方には、あなたの価値観や優先順位が如実に現れるからです。
3章 劣後順位をつける練習~小さな選択から始める
多くの人は「優先順位をつける」ことには慣れていますが、「劣後順位をつける」という考え方にはあまり馴染みがないかもしれません。劣後順位とは、「何を後回しにするか」「何をやめるか」を意識的に決めることです。
真面目な人ほど、全てを完璧にこなそうとする傾向があります。仕事も家事も人間関係も、どれも手を抜きたくないでしょう。しかし、1日は24時間しかありません。全てに同じエネルギーを注ぐことは物理的に不可能なのです。

劣後順位をつけることは、「手抜きをする」ことではありません。それは、「本当に大切なもの」を守るために、そうではないものを意識的に選択することです。これは、自分の価値観と向き合う練習でもあります。
まずは小さなことから始めてみましょう。例えば、今日の夕方に予定していた掃除を明日に回し、代わりに好きな本を読む時間を作るなど。
このような小さな選択を積み重ねることで、「完璧でなくても大丈夫」という感覚を取り戻すことができます。そして、その過程で「自分は何を大切にしたいのか?」という声が少しずつ聞こえてくるようになるのです。
4章 優先順位に隠された本当の気持ち
優先順位をつけるとき、多くの人は「やらなければならないこと」から順番に並べがちです。しかし、本当の優先順位は「自分が心から大切にしたいこと」から決まるものです。
例えば、毎日残業で帰りが遅くなり、家族との時間がとれない場合。表面的には「仕事が忙しいから仕方がない」と思うかもしれません。しかし、もう少し深くみてみると、そこには「仕事で成果を出さないと価値がない」「期待に応えられない自分は認められない」という怖れが隠れています。

もし、家族との時間を本当に大切だと思うなら、仕事のやり方を見直したり、時には仕事を断る勇気を持つことが必要になります。この選択の過程で、あなたの本当の価値観が明確になってくるのです。
優先順位を見直すとき、「本当はこうしたい」という気持ちと「こうでなければならない」という思い込みの間で葛藤が生まれます。この葛藤こそが、あなたの本音を発見するための大切なヒントなのです。
「本当はこうしたい」という気持ちを大切にしてください。それがどんなに小さなことでも、どんなに「わがまま」と思えることでも、それはあなたの本当のメッセージなのです。
5章 時間の使い方が変わると関係性も変わる
時間の使い方を変えることで、最も大きな変化が現れるのは人間関係です。これまで役割に縛られて生きてきた人は、パートナーや家族、職場の同僚との関係においても、決まったパターンで行動することが多いでしょう。
例えば、家庭では「良い夫、良い妻」「良い父、良い母」「良い子ども」として役割を演じ、職場では「頼りになる人」「責任感がある人」として期待に応えてきたかもしれません。しかし、これらの役割に時間とエネルギーの全てを注いでしまうと、本当の自分との繋がりは薄くなっていきます。
時間の使い方を見直し、自分と向き合う時間を作ることで、関係性にも変化が生まれます。まずあなた自身が自分の本音に気づくようになると、相手に対しても本音で接することができるようになります。

これは最初は戸惑いを生むかもしれません。これまで「いい人」でいることに慣れた相手は、あなたの変化に困惑するかもしれません。しかし、本音のコミュニケーションは、長期的には関係をより深く、満足のいくものに変えていきます。
パートナーとの役割においても、お互いの本音を尊重し合える関係へと変化していく可能性があります。役割に縛られた関係から、1人の人間同士として向き合える関係へと成長していくのです。
最後までお読みいただき、ありがとうございました。
山田結子
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