察しすぎる心を癒すーインナーチャイルドからのメッセージ

⬜︎最新の記事⬜︎ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

⬜︎目次⬜︎

  1. 1章 子ども時代に身につけた「察する力」
  2. 2章 過剰な気遣いが生まれる心の背景
  3. 3章 内なる子どもの声に耳を傾ける
  4. 4章 自分を守りながら人と関わる
  5. 5章 新しい関係性のパターンを育てる
  6. 6章 癒しと成長のプロセス
  7. 7章 察しすぎるのは、あなたの特性

「また空気を読みすぎてしまった」「相手の顔色ばかり気になってしまう」「周りに合わせることに疲れてしまった」

そんな風に感じることはありませんか?

相手の気持ちを察することが得意すぎて、いつの間にか自分が疲れ果ててしまう。そんなあなたの心の奥には、小さな頃の自分からのメッセージが隠されているかもしれません。

今回は、察しすぎるあなたの心を優しく癒すために、インナーチャイルド(内なる子ども)の声に耳を傾けながら、心の平安を見つける道のりを歩んでみたいと思います。

1章 子ども時代に身につけた「察する力」

私たちが持つ「察する力」は、多くの場合、子ども時代に身につけたものです。

小さな子どもにとって、周りの大人は生きていくために欠かせない存在です。だからこそ、子どもは本能的に大人の機嫌や感情を読み取ろうとします。それは、安全を確保し、愛情を得るための、自然な戦略でした。

「お母さんが疲れているから、今日は甘えるのをやめておこう」

「お父さんの機嫌が悪いから、いい子にしていよう」

「みんなが楽しそうにしているから、私も笑顔でいよう」

こうした気遣いは、子どもなりの愛情表現であり、家族の平和を守ろうとする優しさから生まれたものです。

その優しさが「しなければならないこと」になってしまったとき、あなたの心の中に小さな緊張が生まれたかもしれません。常に周りを気にし、自分の気持ちよりも相手の気持ちを優先することが、当たり前になってしまったのです。

大人になった今でも、その子ども時代のパターンが自動的に働いているとしたら、それはあなたの中の小さな子どもが、今でも一生懸命に周りを気遣い続けているということなのです。

2章 過剰な気遣いが生まれる心の背景

では、なぜその「察する力」が過剰になってしまうのでしょうか。その背景には、いくつかの心の動きがあります。

1)愛されたい気持ち

子どもの頃から「いい子でいれば愛してもらえる」と学んだ心は、大人になっても同じパターンを繰り返そうとします。相手の期待に応えることで、愛情や認められることを得ようとします。

2)見捨てられることへの怖れ

「もし、相手を不快にさせたら、嫌われてしまうかもしれない」という怖れが、過度な気遣いを生み出します。この怖れは、子どもの頃の「見捨てられる不安」が源になっていることがあります。

3)コントロール感の獲得

相手の気持ちを察して、先回りすることで、人間関係をコントロールしようとしているのかもしれません。予測不可能な関係よりも、ある程度コントロールできる関係の方が安心できるからです。

4)罪悪感から逃れるため

「相手を悲しませた」「迷惑をかけた」という罪悪感を避けるために、先読みして行動するようになった。

5)自分の価値を感じるため

他人の役に立つこと、支えることで、自分の存在価値を感じようとしているのかもしれません。

これらの心の動きは、決して悪いものではありません。むしろ、あなたの優しさや愛情深さから生まれたものです。ただ、それがあなた自身を疲れさせてしまうようになった時、バランスを調整する必要が出てきているのかもしれません。

3章 内なる子どもの声に耳を傾ける

あなたの中には、今でも小さな子どもが住んでいます。その子は、長い間一生懸命、周りに気を遣い、みんなを幸せにしようと頑張ってきました。

しかし、その子供はとても疲れていて、もう限界を感じているかもしれません。子どもと対話してみましょう。

1)子どもに話しかけてみましょう

「いつも頑張ってくれてありがとう、最近疲れていない?」

「本当に欲しいものは何?どうしたいの?」

「もう十分頑張ってきたよね。少し休もうよ」

2)子どもの気持ちを想像してみてください。

「認めてほしい」

「愛されたい」

「安心したい」

「ずっと寂しかった」

3)子どもに伝えてみましょう。

「あなたはもう十分頑張ってきた、私が誰よりもよく知っているよ」

「あなたはそのままでもとても魅力的で、大切な存在だよ」

「周りに気を遣いすぎなくても、もう大丈夫だよ」

このような対話を通じて、あなたは内なる子どもの本当の気持ちとつながることができるでしょう。そして、子どもが本当に求めていたものが、「ありのままの自分でいても愛される安心感」だったと気づくかもしれません。

4章 自分を守りながら人と関わる

人の気持ちを察することができるあなたは、とても暖かい心の持ち主です。でも、その優しさゆえに、いつの間にか自分のことを後回しにしてしまっていませんか。今度は、自分を守りながら人と関わる方法を身につけましょう。

1)境界線を引く

人間関係で大切なことは、「これは私の気持ち、これは相手の気持ち」という区別をはっきりとつけることです。察しすぎる人は、相手の感情と自分の感情が混ざり合ってしまい、どこからどこまでが自分の責任なのか、わからなくなってしまいます。相手の感情は相手のものであり、あなたがすべてを背負う必要はないのです。境界線を引くことは、お互いを尊重し合うための健康的な距離感を保つということです。

2)小さな「ノー」を主張する

「今日はちょっと疲れているから早めに帰ります」「今回は遠慮させてもらいます」という日常的な場面で、自分の気持ちを優先してみましょう。最初は罪悪感を感じるかもしれませんが、「ノー」ということは、あなたの本当の気持ちを正直に伝えることです。

5章 新しい関係性のパターンを育てる

察しすぎる関係から、もっと自然で健康的な関係へと変化させていきましょう。それには、新しいパターンを意識し、育てていくことが大切です。

1)推測から直接のコミュニケーションへ

「これについてどう思っている?」「何かできることはある?」というように、推測で行動する代わりに直接聞いてみる勇気を持ちましょう。こちらが素直にしていると、相手もオープンに話してくれるものです。一方的に察するのではなく、「私はこう感じているんだけど、どう思う?」と自分の気持ちを伝えてみましょう。

2)自分の感情を大切にする

人の気持ちを察することが得意な人は、自分の感情を見失ってしまうことがあります。「今、私はどう感じているんだろう?」と自分に問いかける習慣を作りましょう。自分の感情を大切にすることで、より自分らしい人間関係を築きやすくなります。

3)相手の自立を信頼する

相手にも自分で考え、決断し、対処する力があることを信頼しましょう。先回りしすぎることは、時として相手の成長機会を奪ってしまうこともあります。誤解、すれ違い、失敗も、自然の一部として受け入れましょう。大切なのは、うまくいかない時にも話し合い、理解し合うことです。

4)個性を尊重する

あなたには「察する力」があります。そして、相手には別の才能があります。お互いの違いを認め、補い合える関係を目指しましょう。あなたができることは相手にはできず、相手ができることであなたができないことがあるかもしれません。

6章 癒しと成長のプロセス

察しすぎる心を癒すことは、簡単に終わるものではないかもしれません。それは、長年築き上げてきたパターンを、忍耐強く変化させていく過程なのです。

新しいパターンがうまくいかないのでは?と不安になることもあるでしょう。相手を不快にさせることが怖くて、また戻ってしまう日もあるかもしれません。

そんな時は、あなたの内なる子どもに優しく声をかけてください。

「大丈夫だよ。今は大人になったから、自分を守ることができる。」

「たとえ誤解されても、お互いに話し合えるなら、いずれ理解できることもある」

「あなたはそのままで十分に愛される価値があるよ」

このプロセスで大切なのは、自分を責めないことです。察しすぎてしまう自分も、完璧でない自分も、すべてあなたの一部として受け入れていきましょう。

7章 察しすぎるのは、あなたの特性

察することを無理にやめたり、無関心になろうとする必要はありません。それは、あなたの特性だからです。

ただ、この特性を自己犠牲の心で使うのではなく、自分も相手も大切にする形で使えるようになることが目標です。

相手の気持ちを察しながらも、自分の気持ちも大切にする。相手を支えながらも、自分自身も支える。そんなバランスの取れた姿勢を身につけることが重要なのです。

察しすぎる心で疲れてしまったあなたが、本当の意味での心の平安を見つけ、自分らしい愛情深い人生を歩んでいけますように。そして、あなたが多くの人にとって光となれるよう、願っています。

最後までお読みいただき、ありがとうございました。

山田 結子

⬜︎前の記事⬜︎

【コラム】坐骨で座る椅子を導入する

⬜︎次の記事⬜︎

管理されてきた人生から自由になる〜人生の主人公になる

⬜︎カテゴリ⬜︎

⬜︎最新の記事⬜︎

コメントを残す