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⬜︎目次⬜︎
- 1章 なぜインナーチャイルドが答えを持っているのか
- 2章 インナーチャイルドとの対話の始め方
- 3章 本当にやりたいことを見つける質問
- 4章 対話から見えてくるもの
- 5章 実際の生活に活かしていく
- 6章 対話を続けることの意味
「やりたいことが見つからない」「何がしたいのかわからない」そんな言葉を口にしながら、毎日を過ごしている人は少なくありません。自己啓発本を読んでも、セミナーに参加しても、なぜか心に響くものが見つからない。それは、あなたが探している答えが、外側ではなく内側にあるからかもしれません。
私たちの心の奥深くには、幼い頃の自分、いわゆる「インナーチャイルド」がいます。この小さな自分は、大人になった今でも、あなたの感情や行動に大きな影響を与えています。そして実は、このインナーチャイルドは、あなたが本当にやりたいことを知っているのです。
1章 なぜインナーチャイルドが答えを持っているのか
子どもの頃、私たちは純粋に「好き」という感覚に従って生きていました。絵を描くのが楽しい、歌を歌うと嬉しい、友達と遊ぶのが好き。そこには損得勘定も、他人の評価も、社会的な正しさもありませんでした。ただ、心が喜ぶからそれをする。それだけでした。

しかし、成長する過程で、私たちはさまざまな「べき」を学びます。「いい子でいるべき」「親の期待に答えるべき」「安定した仕事に就くべき」。こうした外側からの声が大きくなるにつれて、内側にあった純粋な「好き」の声は小さくなっていきます。やがて、その声は聞こえなくなり、自分が本当は何をしたいのかわからなくなってしまいます。
インナーチャイルドとの対話は、この埋もれてしまった声を再び聞くための方法です。あなたの中には、まだ純粋な喜びを知っている子どもの自分がいます。その子と丁寧に対話することで、忘れていた「本当にやりたいこと」が見えてくるのです。
2章 インナーチャイルドとの対話の始め方
まず、静かな場所を用意しましょう。スマートフォンの通知は切り、誰にも邪魔されない時間を確保します。深呼吸をして、心を落ち着けたら、目を閉じて自分の内側に意識を向けてみましょう。
そこに、子どもの頃の自分を思い浮かべてください。何歳くらいの自分が現れるかは、人それぞれです。5歳かもしれないし、10歳かもしれません。無理に特定の年齢を思い浮かべる必要はありません。自然に現れる子どもの姿を受け入れてください。
その子に、優しく語りかけてみましょう。「こんにちは」「今日はどんな気分?」そんな言葉で良いのです。最初は返事がないかもしれません。それでも大丈夫です。長い間、声をかけられずにいた子どもには、すぐには心を開けないこともあります。焦らず、ゆっくりと信頼関係を築いていきましょう。
3章 本当にやりたいことを見つける質問
インナーチャイルドとの対話が始まったら、いくつかの質問を投げかけてみます。ただし、これは尋問ではありません。親しい友人に話を聞くように、優しく、興味をもって尋ねることが大切です。
1)「何をしている時が一番楽しい?」
この質問から始めてみましょう。子どもの自分はどんな答えを返してくれるでしょうか。公園で遊んでいるとき、絵を描いているとき、本を読んでいるとき。さまざまな答えが返ってくるかもしれません。
2)「どんなことに夢中になっていた?」
時間を忘れて没頭していたことは何でしたか?レゴブロックで何かを作ること、昆虫を観察すること、お話を作ること。夢中になれるものには、あなたの本質が隠れています。

3)「誰かに褒められて嬉しかったことは?」
子どもの頃、どんな子どもをかけられた時に心が温かくなったでしょうか。その記憶の中に、あなたが大切にしている価値観や、人との関わり方のヒントがあります。
4)「やりたかったけど、できなかったことは何?」
少し勇気を出して、尋ねてみてください。この質問は、特に重要です。私たちが本当にやりたかったことは、「無理だから」「現実的じゃないから」と諦めてきたものかもしれないのです。
4章 対話から見えてくるもの
インナーチャイルドとの対話を重ねていくと、不思議なことに気づきます。子どもの頃に好きだったことの本質が、形を変えて今の生活の中に現れていることです。
例えば、子どもの頃に絵を描くのが好きだった人は、今は仕事で資料を作ることに喜びがあるかもしれません。友達に何かを教えるのが好きだった人は、後輩の指導にやりがいを感じるかもしれません。
大切なのは、表面的な活動ではなく、その根底にある「喜びの本質」です。子どもの頃に感じていた純粋な喜びの感覚を思い出し、それが今の人生のどこにあるのか、あるいはどうすれば取り戻せるのかを考えていくのです。
5章 実際の生活に活かしていく
インナーチャイルドとの対話で見えてきたことを、大きく人生に反映させる必要はありません。むしろ、小さく始めることが大切です。
子どもの頃に絵を描くのが好きだったなら、画材を買って週末に30分描いてみる。音楽が好きだったなら、楽器を習ってみる。人と話すのが好きなら、ボランティア活動に参加してみる。こうした小さな一歩が、やがて大きな変化を生み出していきます。

また、今の仕事を大きく変えなくても、仕事の中に子どもの頃の喜びを見出すこともできます。整理することに喜びを感じる、営業などで人と接することに喜びを感じるなど。インナーチャイルドが教えてくれるのは、必ずしも「転職すべき」というメッセージではなく、「この喜びを大切にして」というメッセージとして受け取りましょう。
6章 対話を続けることの意味
インナーチャイルドとの対話は、一度実行したら終わりというものではありません。定期的に対話を重ねることで、あなたは自分らしさを取り戻していきます。
忙しい日々の中で、私たちは外側の声に引っ張られてしまうこともあります。そんな時、インナーチャイルドとの対話に戻ることで、自分の軸を取り戻しやすくなるのです。
本当にやりたいことは、遠くにあるのではありません。あなたの内側に、ずっと待っていてくれています。インナーチャイルドとの対話は、その宝物を見つけるための鍵なのです。
今日から、少しの時間を作って、子どもの頃の自分に会いに行ってみましょう。きっと、忘れていた大切な何かを思い出せるはずです。
最後までお読みいただき、ありがとうございました。
山田 結子
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