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⬜︎目次⬜︎
- 1章 貢献と我慢を混同していませんか
- 2章 自分にとっての貢献を見直す
- 3章 貢献の喜びは自分らしさの中にある
- 4章 断ることも貢献のひとつ
- 5章 受け取ることも貢献
- 6章 自分を大切にすることが、本当の貢献につながる
「人の役に立ちたい」「誰かのために何かしたい」。そんな気持ちは、とても尊いものです。でも、その思いが強すぎるあまり、いつの間にか自分を見失ってしまうことがあります。相手の期待に応えることに必死になり、気づけば心が疲れ果てている。そんな経験はありませんか。
本当の貢献とは何でしょうか。それは、相手の思い通りになることではありません。自分の心を置き去りにして、ただ相手を満足させることでもありません。真の貢献とは、自分らしさを保ちながら、自分にできることを通じて誰かの力になることなのです。
1章 貢献と我慢を混同していませんか
「これをやってあげれば喜んでもらえるはず」と、自分の気持ちを抑えて相手の要望に応えようとする。一見、献身的で美しい行為に見えますが、その裏側で自分の心が悲鳴をあげているなら、それは本当の貢献とは言えません。
相手の思い通りになることを貢献だと思い込んでしまうと、自分の境界線が曖昧になります。「これ以上は無理」という感覚を無視して、相手の期待に応え続ける。すると、いつしか自分が何を感じているのか、何を望んでいるのかさえわからなくなってしまいます。

このような状態は、幼い頃の体験と深く関わっていることがあります。親や周囲の大人の期待に応えることで愛されてきた。自分の気持ちよりも、相手を優先することが「いい子」の条件だった。そんな環境で育つと、大人になっても「相手の望み通りにすることが貢献だ」という思い込みが根付いてしまうのです。
2章 自分にとっての貢献を見直す
では、自分にとっての貢献とは何でしょうか。それを知るためには、まず自分自身に問いかけてみる必要があります。
「私は本当は何がしたいのだろう」
「どんなことで人の役に立ちたいのだろう」
「無理なく、自然に提供できることは何だろう」
これらの問いに向き合うとき、最初は答えが見つからないかもしれません。長い間、自分の気持ちを後回しにしてきたなら、自分の本心を感じ取ることすら難しくなっているかもしれません。
でも、焦る必要はありません。少しずつで大丈夫です。日々の小さな場面で、「今、私は何を感じているのか?」と自分に問いかけてください。誰かから何かを頼まれた時、一呼吸おいて、自分の正直な気持ちを読み取ってみましょう。
3章 貢献の喜びは自分らしさの中にある
自分にとっての貢献がわかってくると、気持ちに変化が起こります。人の役にたつことが、義務ではなく喜びに変わっていくのです。
なぜなら、自分が無理なくできることを提供しているからです。自分の得意なこと、好きなこと、自然にできることで人の役にたてるとき、そこには無理がありません。相手も、あなたの自然な姿を受け取ることができます。

例えば、話を聞くのが得意な人は、ただそばにいて耳を傾けることで誰かを支えられます。料理が好きな人は、作った食事で誰かを癒すことができます。言葉にするのが得意な人は、相手の気持ちを代弁したり、整理することで力になれます。
これらは全て、「相手の思い通りになる」こととは違います。自分の持ち味を活かして、自分なりの方法で関わることです。そこには自分らしさがあります。
4章 断ることも貢献のひとつ
自分にとっての貢献を意識すると、時には「できません」と断ることも必要になります。これは、冷たいことでも、自己中心的なことでもありません。むしろ、相手にとっても自分にとっても、健全な関係を築くための大切な行為なのです。
無理をして引き受けた結果、中途半端になってしまったり、心が疲弊して関係そのものが壊れてしまったりするよりも、正直に「今の私にはできません」と伝える方がずっと誠実です。
断ることを学ぶと、本当に自分ができることに集中できるようになります。そして、その方が相手にとっても価値のある貢献になることが多いのです。
5章 受け取ることも貢献
もうひとつ大切なことがあります。それは、相手からの好意や助けを受け取ることも、立派な貢献だということです。

「人に迷惑をかけたくない」「自分のことを自分でやらなくては」と思い込んでいると、誰かが手を差し伸べてくれていても、それを拒否してしまいます。でも、相手は純粋にあなたの力になりたいと思っているのかもしれません。その気持ちを受け取ることで、相手は「役に立てた」という喜びを感じることができるのです。
つまり、受け取ることは、相手に貢献の喜びを与えることでもあります。与えることと受け取ることは、どちらも同じように大切な行為なのです。
6章 自分を大切にすることが、本当の貢献につながる
結局のところ、自分を大切にすることが、最も持続可能な貢献の形なのです。自分の心が満たされてないのに、誰かを満たすことはできません。自分が枯渇した状態で与え続けても、それは長くは続かないでしょう。
まずは自分の心に水をやり、自分を育てること。そうして初めて、周りの人にも自然に豊かさを分け与えることができるようになります。
自分にとっての貢献とは何か。それを知り、実践していくことは、自分らしく生きるための大切な一歩です。相手の思い通りになることではなく、自分の心に正直でありながら、自分なりの方法で誰かの役にたつ。そのあり方の中にこそ、本当の貢献の喜びがあるのです。
あなたはどんな形で人の役に立ちたいですか。どんなことなら、無理なく自然に提供できますか。その答えはあなたの中にあります。焦らず、少しずつ、自分の心の声に耳を傾けてみましょう。そこから、あなたらしい貢献の形が見えてくるはずです。
最後までお読みいただき、ありがとうございました。
山田 結子
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