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⬜︎目次⬜︎
- 1章 感情の過剰反応に注目する
- 2章 繰り返されるパターンを観察する
- 3章 身体の反応を手がかりにする
- 4章 自動的な思考パターンを確認する
- 5章 他者との境界線の曖昧さに注目する
- 6章 インナーチャイルドと向き合うために
日常生活の中で、なぜか同じようなパターンで悩んでしまう、理由もなく不安になる、些細なことで過剰に反応してしまうーそんな経験はありませんか。実はそれらの多くは、心の奥底にいる「インナーチャイルド」からのサインかもしれません。
インナーチャイルドとは、子どもの頃に抱えた感情や記憶、満たされなかった思いが大人になった今も心の中に残っているものです。癒やされないまま放置されていると、現在の人間関係や仕事、自己評価などに思わぬ影響を及ぼします。しかし、その影響は無意識のうちに働くため、自分では気づきにくいのが難しいところです。
今回は、インナーチャイルドの影響を見極めるためのコツをお伝えします。自分の心の動きに気づくことができれば、そこから癒しへの第一歩を踏み出せるのです。
1章 感情の過剰反応に注目する
インナーチャイルドの影響を見極める最もわかりやすいサインは、状況に対して感情が過剰に反応することです。例えば、上司から軽い注意を受けただけで極端に落ち込んでしまう、友人の何気ない一言に深く傷ついてしまう、些細なミスで自分を責め続けてしまうといった経験です。

この過剰反応は、今起きている出来事そのものよりも、過去の記憶や感情が刺激されて起こります。子どもの頃から親から厳しく叱られた経験があれば、注意されることに対して過度な怖れを感じるかもしれません。
愛情を十分に受け取れなかった人は、他者からの評価に敏感になり、ちょっとした否定的な言葉でも自分の存在価値を揺るがされたように感じるのです。
大切なのは、自分の感情の大きさと実際の出来事のバランスを観察することです。「この状況で、これほど動揺するのは何か理由があるかもしれない」と客観的に気づけたら、それがインナーチャイルドの影響を見極める最初の一歩になります。
2章 繰り返されるパターンを観察する
人間関係や恋愛、仕事などで同じようなパターンを繰り返してしまう場合も、インナーチャイルドの影響が考えられます。例えば、いつも自分を大切にしてくれない相手を選んでしまう、頑張っても報われない環境に身を置いてしまう、人に頼れず1人で抱え込んでしまうというパターンです。
これらは、意識的に選んでいるわけではありません。子どもの頃に学んだ「生き残り戦略」が無意識のうちに働いているのです。
親の期待に応えることで愛情を得ようとした子どもは、大人になっても他者の期待に応えようとします。感情を抑えることで家庭内の安全を保っていた子どもは、大人になっても自分の気持ちを表現できないままになります。
繰り返されるパターンに気づくには、自分の人生を少し遠くから眺めてみることです。ノートに書き出してみるのも効果的です。「また同じことをしている」と気づけたら、その背景にある子どもの頃の自分の姿を想像してみてください。どんな環境で、どのように過ごしていたのでしょうか。
3章 身体の反応を手がかりにする
インナーチャイルドの影響は、頭で考える前に身体が反応することもあります。特定の状況で胸が苦しくなる、お腹が痛くなる、呼吸が浅くなる、冷や汗が出るという身体症状です。

身体は正直です。理屈では「大丈夫」と思っていても、身体が「危険だ」と感じている場合があります。これは子どもの頃に体験した怖れや不安が、身体の記憶として残っているからです。例えば、人前で話すときに強く緊張する人は、子どもの頃に何かを発表して恥ずかしい思いをした経験があるのかもしれません。
身体反応に気づいたら、その感覚をじっくり感じてみてください。「いま、胸が締め付けられるように苦しい」「手が震えている」と観察するだけでもいいのです。そして、「これと似た感覚をいつ感じたことがあるか?」と過去を振り返ってみると、インナーチャイルドの記憶に繋がることがあります。
4章 自動的な思考パターンを確認する
私たちは日々、無意識のうちに多くの思考をしています。その中には、子どもの頃に形成された「信念」や「思い込み」が含まれています。「私はダメな人間だ」「人に迷惑をかけてはいけない」「完璧ではなければ愛されない」という思考パターンです。
これらの思い込みは、親や周囲の大人から言われた言葉、あるいは子どもなりに解釈した結果として形成されます。例えば、親が忙しくて構ってもらえなかった子どもは「自分は大切にされる価値がない」と思い込むかもしれません。兄弟と比較された経験があれば「自分は劣っている」という信念を持つかもしれません。
自動的な思考パターンに気づくには、ネガティブな気分になったときに「今、何を考えていたか」を振り返ってみることです。そして、その考えが本当に事実なのか、それとも子どもの頃に作られた思い込みなのかを検討してみましょう。客観的にみれば根拠のない思い込みであることに気づくはずです。
5章 他者との境界線の曖昧さに注目する
インナーチャイルドの影響を受けている人の多くは、自分と他者の境界線が曖昧になっています。他人の感情を自分の責任のように感じてしまう、人の機嫌に自分の気分が左右される、「ノー」と言えずに無理な頼みを引き受けてしまうという状態です。

これは子どもの頃、自分の感情よりも親や周囲の大人の感情を優先せざる得なかった経験から生まれます。親の機嫌を損ねないように気を遣い続けた子どもは、大人になっても他者の感情に過敏になり、自分の本当の気持ちがわからなくなってしまうのです。
境界線の曖昧さに気づくには、「これは本当に自分の問題だろうか」「自分の責任だろうか」と問いかけてみることです。他者の感情や問題を背負いこみすぎていないか、自分のことを後回しにしていないか、振り返ってみてください。
6章 インナーチャイルドと向き合うために
インナーチャイルドの影響に気づくことは、決して楽なプロセスではありません。長年見ないようにしてきた痛みや悲しみと向き合うことになるからです。しかし、気づくことができれば、そこから癒しが始まります。
大切なのは、自分を責めないことです。インナーチャイルドの影響で困った行動をとってしまったとしても、それはあなたが悪いわけではありません。子どもの頃、生き延びるために必死で身につけた方法だったのです。
過去の自分に優しく寄り添い、「よく頑張ったね」「辛かったね」と声をかけてあげてください。そして今は大人のあなたが、その子供を守ってあげることができます。インナーチャイルドを見極め、癒していくことで、あなたは本来の自分らしさを取り戻し、もっと楽に笑顔で生きられるようになっていくのです。
最後までお読みいただき、ありがとうございました。
山田 結子
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