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みなさんは「個性」について、どう考えていますか。
「個性的だね」という言葉が、まるで悪口のように感じられることがあります。個性=変わっている、理解されない、協調性がない、というイメージと結びついているからかもしれません。
「もっと普通にならないと」「悪いところを直さないと」と考えるあまり、自分の個性をないものとして扱ってしまっている人は、案外多いのではないでしょうか。今回は、そんな「個性」というテーマについて、一緒に考えてみたいと思います。
ダメなところも、自分でいい
自分の個性と本気で向き合うと、「理想の自分」とは少し違う姿が見えてくることがあります。ドラマや映画の影響で「こういう人間になりたい」というイメージを持ったり、学校や職場で「協調性のある人が優れている」というメッセージを受け取ったりしながら、私たちは知らず知らずのうちに「あるべき自分像」を作り上げていきます。

理想を持つこと自体は悪くありません。目標があることは、人生に方向性を与えてくれます。ただ、本気で個性を認めようとするとき、自分が「ダメだ」と思い込んでいるところを再評価することにも、大きな意味があります。欠点だと思っていたものが、実は個性の核心だったということは、珍しくないのです。
まず、評価するのをやめてみる
個性と向き合うための最初のステップは、「評価をやめること」です。多くの人は、物事をじっくり見つめる前に、良いか悪いか、正しいか間違いかを判断しようとします。特に二極化した考え方が強いと、自分の複雑な部分を受け止めることが難しくなります。
たとえば「朝が弱い」という特性を欠点として判断してしまうと、それは「なんとしても克服すべき課題」になってしまいます。でも評価をいったん手放すと、「始業時間が遅い会社を選ぶ」「通勤時間が短い場所に住む」など、朝が弱いことを前提にした生き方が自然と見えてきます。
個性を重視することで、これまでの人間関係に変化が生じることもあるかもしれません。それでも、評価より先に「ただ、そういう自分がいる」と認めることが、変化の出発点になります。
個性を認め始めると、何が変わるか
自分の個性を中心に据えていくと、まず「自分の世界」が心地よくなっていきます。「こう見られたい」という方向に使っていたエネルギーが余り始め、日常に余裕が生まれてきます。そして、自分を許容できた分だけ、他者のことも許せるようになっていきます。他人の「変わっているところ」が批判の対象ではなく、面白いものとして映るようになってくるのです。

そうなると、出会える人の幅も広がっていきます。自分のありのままを受け止めているほど、相手との違いも似ているところも素直に受け取れるようになり、本気で響き合える関係が育っていきます。
個性を生きることは、目立つことでも、わがままになることでもありません。ただ、本当の自分を否定せずに受け止めること。個性は、磨くものである前に、まず「あっていいもの」です。そこから始めてみると、自分という人間が、少し違って見えてくるかもしれません。
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