承認欲求とは何か?あなたの「認められたい」気持ちの正体

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⬜︎目次⬜︎

  1. 1章 承認欲求は、生きるために必要なもの
  2. 2章 健全な承認欲求と、苦しい承認欲求
  3. 3章 承認欲求が強くなりやすい、子ども時代の体験
  4. 4章 承認欲求と、上手に付き合っていくために
  5. 5章 認めてもらいたい自分を、まず自分が認めてみる


1章 承認欲求は、生きるために必要なもの

「もっと認められたい」「誰かにわかってもらいたい」――そんな気持ちを感じることは、誰にでもあるはずです。でも、その気持ちが強くなりすぎると、「認められないことには意味がないのでは?」「自分のやりたいことなんて価値がないのでは?」と思うようになっていきます。

まず知っておいてほしいのは、承認欲求は「悪いもの」ではないということです。

人間はもともと、複雑な社会の中で生きる生き物です。集団から孤立することが死を意味していた時代もあり、「仲間に受け入れられているか」「どうすれば認めてもらえるか」を確認する力は、生き延びるための本能から生まれています。承認欲求は、人間が健やかに生きるうえで、本来必要な欲求なのです。

2章 健全な承認欲求と、苦しい承認欲求

承認欲求が自然な形で働いているなら、問題はありません。誰かの役に立てた、努力を認めてもらえた――そういった体験が励みになる程度であれば、健全な承認欲求といえます。

一方、承認欲求が苦しいものになるのは、それが「なければ自分には価値がない」という感覚と結びついてしまったときです。たとえば、次のような状態に心当たりはないでしょうか。

∙ 少し否定されただけで、ひどく落ち込んでしまう

∙ 嫌われているかもしれないという不安が、頭から離れない

∙ 自分の意見よりも、相手が喜ぶ答えを優先してしまう

∙ どんなに頑張っても「まだ足りない」という感覚がある

∙ 認められないことには、エネルギーを注げない

このような状態は、承認欲求が「外側からの評価がなければ、自分の存在価値を感じられない」というサインかもしれません。そして、その多くは大人になってからではなく、幼い頃の体験と深くつながっています。

3章 承認欲求が強くなりやすい、子ども時代の体験

承認欲求が過剰になる背景には、インナーチャイルド――幼い頃に傷ついた「内なる子どもの自分」――の影響があることが多くあります。

子どもにとって、親や周囲の大人に無条件に認められることは、安心して生きるための生命線です。「あなたがいてくれて嬉しい」というメッセージは、「自分はここにいていい」という感覚を子どもの心に育てます。これを「存在の肯定」と呼ぶこともあります。

ところが、なかなか認めてもらえない環境で育つと、「ありのままの自分では認められない」という信念が、少しずつ心の中に根を張っていきます。

たとえば――結果が出たときだけ褒められる、感情を表現すると無視される、親の機嫌に合わせて空気を読むことを求められる、「あなたのため」という理由で自由な選択肢を与えられない――こうした体験が積み重なると、子どもは「認められなければ、自分には価値がない」という感覚を持つようになります。

承認欲求が強く働いているとき、それは多くの場合、子どもの頃に認めてもらえなかった傷が、静かに疼いているのです。

4章 承認欲求と、上手に付き合っていくために

では、苦しい承認欲求とどう付き合えばいいのでしょうか。

まず大切なのは、承認欲求をなくそうとしないことです。無視したり、消そうとすればするほど、かえって苦しくなってしまいます。目指すのは「なくすこと」ではなく、「外からの承認に依存しない、自分の内側の土台を育てること」です。

承認欲求が湧き上がってきたら、「私は今、誰かに認めてほしいと感じているんだな」と、まず気づいてみてください。そしてそれを、責めるのではなく、そういう気分になっているんだ、と受け止めてみましょう。

承認欲求が満たされないとき、心の奥では幼い頃の自分が「もっとわかってほしい」と泣いていることがあります。その小さな自分に、今の自分が気づいてあげること――それが、自分を内側から承認することへの、最初の一歩です。

外側の評価に振り回される感覚が落ち着いていくのは、誰かに完璧に認めてもらった瞬間ではなく、心の奥にある思いに、そっと気づけた瞬間なのです。

5章 認めてもらいたい自分を、まず自分が認めてみる

承認欲求の本質は、「私はここにいていい」という感覚を求める、人間の根っこにある願いです。

その願いを誰かに満たしてもらおうとし続けると、たとえ満たされても「まだ足りない」という感覚がついてまわります。なぜなら、本当に必要なのは外からの「よくできたね」ではなく、内側からの「そのままでいいよ」だからです。

承認欲求が強いと感じるとき、それは幼い頃に「あなたという存在を丸ごと受けとめてもらう」という体験が、十分ではなかったところから来ていることが多いのです。それは、あなただけの責任ではありません。

認めてほしいと感じている自分を、まず自分が認めてあげること。その小さな積み重ねが、「誰かの評価がなくても、私は大丈夫」と感じられる、新しい自分の土台をつくっていきます。

最後までお読みいただき、ありがとうございました。

山田結子

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