自分の強みに気づく――「私には何もない」と思っているあなたへ

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⬜︎目次⬜︎

  1. 1章 あなたは本当に、何も持っていないのだろうか
  2. 2章 強みがあっても、ネガティブにしか見えないのはなぜか
  3. 3章 「誰でもできる」は大きな思い込み
  4. 4章 「できないこと」ばかり見ていると、強みは永遠に見えない
  5. 5章 強みは「使う場所」で輝き方が変わる

1章 あなたは本当に、何も持っていないのだろうか

「私には強みなんてない」「特に得意なことも、人より優れたところも何もない」――そう感じたことはありませんか。

実はこの感覚、非常に多くの人が抱えています。でも少し立ち止まって考えてみてください。本当に何もないのでしょうか。それとも、「強みに気づけていない」だけなのでしょうか。

多くの場合、強みがないのではなく、強みの見方がずれているのかもしれません。自分を否定する眼鏡をかけたまま自分を見ていると、どんなに素晴らしいものを持っていても、それは「当たり前のこと」「たいしたことではないこと」としか映らなくなります。

あなたの中にあるものを、今一度、違う角度から見てみましょう。

2章 強みがあっても、ネガティブにしか見えないのはなぜか

強みに気づけない人の多くは、自分の能力をポジティブに受け取ることが苦手です。

たとえば、「人の話をよく聞ける」という特性を持っていたとします。でも本人は「ただ口下手なだけ」「自分の意見が言えないだけ」と解釈していたりします。「細かいことが気になる」という特性も、「神経質なだけ」「めんどくさい性格」と受け取ってしまう。

これはインナーチャイルドの傷(幼少期に受けた心の傷)と深く関係しています。幼い頃に「あなたはダメだ」「もっとできないといけない」というメッセージを受け取り続けた子どもは、大人になっても自分の良さを素直に認めることができません。自己否定が「当たり前」になってしまっているのです。

強みとは、派手で目立つものだけではありません。「穏やかに場を整える力」「物事を丁寧に続ける力」「相手の変化に敏感に気づく力」――こうした一見地味に見えることの中にも、れっきとした強みは宿っています。

まず「自分の特性をネガティブに捉えていないか」を意識してみることが、強みの発見の第一歩です。

3章 「誰でもできる」は大きな思い込み

強みに気づけないもうひとつの大きな理由が、「自分にできることは、誰にでもできる」という思い込みです。

自分にとって自然にできることほど、「これは普通のことだ」と感じやすいものです。でも実際には、それが全くできない人もたくさんいます。

たとえば、初めて会った人ともすぐに打ち解けて話せる人は、それを「普通のこと」と思っているかもしれません。でも、知らない人と話すことに強い緊張を感じる人からすれば、それは羨ましい能力です。複雑な感情の流れを言葉にして整理できる人も、「誰でも考えればわかる」と思っているかもしれませんが、それができずに苦しんでいる人は少なくありません。

自分にとっての「当たり前」が、他者にとっての「特別」であることは、思っている以上に多いものです。

だから、自分にとって簡単にできることを、一度書き出してみてください。そしてその横に「これが苦手な人もいる」と添えてみる。それだけで、あなた自身への見え方が、少しずつ変わり始めるはずです。

4章 「できないこと」ばかり見ていると、強みは永遠に見えない

「自分には何もない」と感じている人に共通するのが、できないことばかりに注目しているということです。

人は誰でも、得意なことと苦手なことの両方を持っています。それは自然なことです。しかし、自己肯定感が低い状態では、意識のほとんどが「できないこと」「足りないもの」に向かってしまいます。できることは視野の外に追いやられ、できないことだけが大きく映る。

あなた自身が「自分はダメだ」と信じていると、脳はその信念を裏付ける面ばかりに注目するようになります。これを確証バイアスといい、インナーチャイルドの傷によってさらに強まることがあります。

この傾向を変えるために有効なのが、「できていること」に意識を向けることです。今日、自分ができたこと、うまくいったこと、誰かに喜んでもらえたこと――本当に小さなことでも構いません。振り返って、言葉にしてみましょう。

「私にもできることがある」という実感は、一度では育ちません。でも毎日少しずつ、できたことに目を向けていくうちに、あなたの内側の何かが静かに変わり始めます。強みとは、探して見つけるものではなく、自分を否定するのをやめたときに、自然と姿を現してくるものなのかもしれません。

5章 強みは「使う場所」で輝き方が変わる

強みに気づいたとしても、「でもそれって、何の役に立つの?」と感じる方もいるかもしれません。強みがあっても活かせる場がなければ意味がない、と。

でも、それは少し違います。強みは、大きな舞台でなければ輝けないわけではないからです。

「場の空気を和らげる力」は、職場でも、ご近所でも、家族の食卓でも発揮されます。「細部に気づく力」は、仕事の精度を上げるだけでなく、友人の小さな変化に気づいて声をかけることにもつながります。「感情を言葉にする力」は、文章を書くことにも、誰かの話をじっくり聞くことにも生きてきます。

強みとは、あなたが日常の中で自然に生かしていくものです。

そしてもうひとつ、大切なことをお伝えしたいのですが、強みは「人のために使うもの」だけでもありません。自分の毎日を少し豊かにするために使ってもいい。自分が心地よく過ごすために使ってもいい。あなたの強みは、まず、あなた自身のためにあります。

強みを、今日の自分の中に探してみてください。きっと、思っていたより近いところにあるはずです。

最後までお読みいただき、ありがとうございました。

山田 結子

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