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⬜︎目次⬜︎
- 1章 誰かに認めてもらうために、人生を選んできた
- 2章 「褒められたくてやっている」は、やがて行き詰まる
- 3章 「指摘される」ことは、ネガティブではない
- 4章 「褒められたい」という気持ちを、まず自分で認める
- 5章 褒められることへの執着を手放すと、見えてくるもの
1章 誰かに認めてもらうために、人生を選んできた
幼い頃から、「誰かに褒められたくて」何かをしてきた、という感覚はありませんか。
好きだからやる、というよりも、「これをすれば認めてもらえる」「これが正解だと言ってもらえる」という気持ちが先にある。そういう生き方を、知らないうちに続けてきた人は、実は案外多いのです。
進路を選ぶとき、職業を選ぶとき、ふと立ち止まって考えると、「自分はこれが好きだから選んだのか、それとも誰かに認めてもらいたかったから選んだのか」がよくわからない。親が「この仕事は大切だ」と言っていたから、無意識にその方向へ進もうとしていた、という経験を持つ方もいるでしょう。

これは、その人が弱いということではありません。幼い頃に「褒められること」によって自分の存在価値を感じてきた経験が、大人になった今も影響を与えているのです。褒められたときにだけ「自分はここにいていい」と感じる体験が積み重なると、そのパターンをずっと使い続けてしまいます。これは、子どもの頃に傷ついた心が、今もあなたに語りかけているサインです。
2章 「褒められたくてやっている」は、やがて行き詰まる
誰かに褒めてもらうことを行動の基準にしていると、やがて大きな問題が生じてきます。
「褒めてもらえることはやりたい。でも、褒めてもらえないことはやりたくない」という状態になるからです。これは、自分の行動の主導権を、知らないうちに他人へ渡してしまっているということです。
例えば、自分が書いた文章を褒めてもらえなかった経験が続くと、「先生や周りが喜ぶことを書けば認めてもらえる」と気づき、本当に感じていることは書かなくなっていきます。注目されないよりはいいと、自分の思ってもいないことを書くようになっていく。そして逆に、少しでも「褒めてもらえないかもしれない」と感じた途端、すべてを諦めてしまいやすくなります。
こうして、「褒めてもらえないかもしれないこと」には最初から挑戦しなくなり、行動の幅がどんどん狭まっていきます。これが、褒められることへの執着が生み出す、静かな損失です。
3章 「指摘される」ことは、ネガティブではない
ここで少し、「褒める」と「指摘する」の違いについて考えてみましょう。
褒めることはポジティブで、何かを指摘されることはネガティブ、と感じる方は多いかもしれません。確かに、人格や存在を否定するような言葉は傷つきます。しかし、改善のための指摘や「ここはこうした方がいい」というフィードバックは、本質的にはネガティブではありません。むしろ、その人の成長や可能性を信じているからこそ、伝えてくれる言葉なのです。

褒められることへの執着が強くなると、指摘されることをすべて「否定された」と受け取りやすくなります。すると、正確なフィードバックをくれる存在さえも遠ざけてしまうことがある。これもまた、知らないうちに失っているものです。
褒めてくれるかどうかだけを基準にしていると、自分の本当の姿を見てくれる人ではなく、ただ肯定してくれる人しか周りに置けなくなっていきます。
4章 「褒められたい」という気持ちを、まず自分で認める
ここで大切にしてほしいことがあります。
「褒められたい」という気持ちを、否定しないでほしいのです。
褒められることを強く求めてきた背景には、十分に褒められてこなかった経験があることが多いです。褒められることが少なかった人は、「とにかく誰かに褒めてもらおうと執着する」パターンや、「どうせ褒めてもらえないと最初から諦める」パターンになりやすい。どちらも、幼い頃の自分が感じた痛みから、懸命に身を守ろうとしてきた姿なのです。
大切なのは、「褒められたい」という気持ちを無かったことにするのではなく、まずその気持ちをちゃんと見てあげること。そして、あなた自身がその気持ちを満たしてあげることができる、と知ることです。
他人に褒めてもらおうとすると、丸ごと肯定してくれる人でなければ言葉を受け取れないこともあります。でも、あなたの身近にそんな人がいるとは限りません。求めてもなかなか得られないなら、まずは自分で自分を承認することが近道です。
「あなたはよくやっているよ」「それで十分だよ」と、自分自身に伝えてみましょう。最初は違和感があるかもしれません。しかし、続けることで、次第に心に馴染んでいきます。
5章 褒められることへの執着を手放すと、見えてくるもの
「褒められること」を人生の基準から少しずつ外していくと、何が変わるのでしょうか。
まず、自分が本当に好きなこと、興味があることに気づきやすくなります。「誰かに評価されるかどうか」ではなく、「自分がどう感じるか」が判断の軸になってくるからです。
周囲の人との関係も変わります。褒めてくれるかどうかで人を判断するのではなく、正直に向き合ってくれる人、時に厳しくても本質を見てくれる人を、大切にできるようになります。

そして何より、「褒められなくても、自分はここにいていい」という感覚が育ってきます。これが、子どもの頃の満たされなかった思いを癒すということなのです。
褒められたい気持ちは、多くの人が持っている自然な思いです。それをなくす必要はありません。ただ、その気持ちを他人に求めて彷徨い続けたり、自分が本当にやりたいことを見失ってしまうことに問題があるのです。
まず、自分を認め、自分を褒め、自分の気持ちを丁寧に扱っていくこと。そこから、自分らしい選択と、笑って生きられる毎日が、少しずつ始まっていきます。
最後までお読みいただき、ありがとうございました。
山田 結子
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