性格を直そうとしなくても、あなたを面白く思ってくれる人はいる

⬜︎最新の記事⬜︎ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

⬜︎目次⬜︎

「この性格さえなければ、もっとうまくいくのに」「私は性格が悪いから、本当の自分を知られてはいけない」。そう思ったことはありませんか。人間関係がギクシャクするたびに自分の性格を振り返り、直すべきところを探してしまう。そんな方は少なくないのではないでしょうか。

けれど、性格を変えたいという気持ちの奥には、自分でも気づいていない願いや思い込みが隠れていることがあります。今回はその正体を紐解きながら、性格を直さなくても楽に生きられる道を探っていきましょう。

「性格を直せば好かれる」と思ってしまうのはなぜ?

性格を変えたいと思う動機を突き詰めると、主に二つの気持ちにたどり着くことが多いものです。一つは「もっと人から好かれたい」という気持ち。もう一つは「価値のない自分をどうにかしたい」という気持ちです。

この二つは、どちらにも「ありのままの自分には価値がない」という思い込みが関わっています。ありのままの自分には価値がないから、愛されないし好かれない。だからこそ、好かれる性格や求められる性格を身につけたくなるのです。こうして、性格を変えようとする努力が、いつの間にか自分を隠すための仮面作りになってしまうこともあります。

その前提には、「性格が変われば、周りの評価も変わるはず」という考えがあります。評価が上がれば、自分に価値があると思える。そう信じているからこそ、性格を直すことに必死になってしまうのでしょう。

ここで少し立ち止まってみましょう。「周りの評価」と言うとき、その「周り」とは誰のことでしょうか。よく意識を向けてみると、いちばん身近な存在である母親の目だった、ということも少なくありません。

そして、どれだけ上手に仮面をつけて評価が上がっても、心はなかなか楽になりません。「本当の私は認められない」という気持ちが、かえって強まっていくからです。

性格に良し悪しをつける親のもとで育つということ

では、「人は性格で評価される」という考えは、どこから来たのでしょうか。

きっかけの一つとして考えられるのが、親との関わりです。親が「あの人は性格がよくない」「あの人の性格は好きじゃない」と日常的に口にしていると、子どもは「人は性格によって好かれたり嫌われたりする」と学ぶことがあります。性格が、人の価値を測る物差しになってしまうのです。

たとえ自分が直接否定されていなくても、子どもは敏感に感じ取ります。「親の基準から外れたら、私も同じように言われるかもしれない」。そうして、親の嫌う性格が自分の中にないかを、いつもチェックするようになります。

その背景には、親自身の不安が隠れている場合も少なくありません。他人の性格を悪く言うことで自分の正しさを保とうとする親は、実は自分が評価されることを怖れているのかもしれません。子どもは、その不安まで一緒に受け継いでしまうことがあります。

こうして取り込んだ親の基準は、大人になっても消えにくいものです。自分の迷いやすさや繊細さ、弱いところを見つけては「直さなきゃ」と感じる。まるで親の目で、自分の性格を採点し続けているような状態です。親からの介入が今も続いているなら、その目はいっそう強く働いているかもしれません。

いいところだけを見せたい私と、嫌われると自分を責める私

「性格には良い悪いがある」という価値観を受け継ぐと、人との関わり方に二つの傾向があらわれやすくなります。

一つ目は、いいところだけを見せようとすることです。自分の性格を「見せてもいい部分」と「隠すべき部分」に分け、人前では明るく、優しく、気が利く自分だけを出す。不機嫌さや弱さ、迷いはしまい込んだままです。すると、相手が好意を持ってくれても「好かれているのは本当の私じゃない」という気持ちが残ります。近い関係になっても本音を見せられず、関係が表面的になりがちです。

二つ目は、嫌われたときに「性格のせいだ」と思い込みやすいことです。人間関係がギクシャクする理由はさまざまです。相手がたまたま余裕をなくしていた、単純に価値観が違っていた、小さな誤解があった。それなのに、真っ先に「私の性格のどこが悪かったんだろう」と、自分の中に原因を探してしまうのです。

本当の原因はわからないので、推測で自分を直そうとします。けれど正解がないため、直しても安心できず、次の人間関係でも同じような不安が繰り返されます。その根っこにあるのは、「人間関係の結果は自分の性格で決まる」という思い込みです。

同じ性格でも、受け取る人によって魅力になることもある

では、人間関係の結果は、本当に性格次第なのでしょうか。

たとえば、少しブラックな一面がある人を「型破りで面白い」と感じる人もいます。辛口な物言いも、「自分が言えないことをはっきり言ってくれて気持ちがいい」と受け取る人がいるでしょう。ある人の目には「性格が悪い」と映る部分が、別の人には魅力に見えることもあるのです。

多くの性格は、それ自体に絶対的な良し悪しがあるわけではありません。同じ性格でも、見る人によって欠点にも魅力にもなり得ます。人間関係の結果は、性格だけで決まるわけではありません。価値観や相性、そのときの状況も大きく関わっています。

そしてもう一つ。人は、否定されないとわかったとき、初めて隠していた自分の一部を出せるようになります。あなたが自分を出せないのは、性格が悪いからではありません。出しても安全だと感じられる関係に、まだ出会えていないだけなのかもしれません。

否定されない場所で、自分の一部を出していく

性格を直すことに力を注ぐより大切なのは、否定されない場所で、少しずつ自分を出していくことです。

1)自分を出せる相手を見つける

すべての人に好かれる必要はありません。自分のすべてを受け止めてくれる人でなくてもかまいません。ただ、隠している部分を少しでも出せる相手を見つけていくことは大切です。趣味の仲間や旅先で出会った人など、これまで関わりのなかった相手のほうが、かえって見つけやすいこともあります。

2)嫌われた理由を、自分の性格のせいにしない

人間関係がうまくいかなかったときは、「相手の気分や事情もあったのかもしれない」「単に相性が合わなかっただけかも」と、ほかの可能性も考えてみましょう。関係は二人でつくるものです。自分一人で背負わなくていいのです。

3)自分が自分の「安全な相手」になる

最終的にいちばん大切なのは、自分で自分を否定しないことです。「こんな性格だからダメ」と感じたら、まず「これは誰の基準だろう?」と問いかけてみてください。それは、子どもの頃に取り込んだ親の声かもしれません。

自分を変えたいと思う気持ちは悪いものではありません。ただ、自分を否定するためではなく、自分を大切にするためでありたいものです。

そのうえで、直したいと思っている性格が、これまで何を守ってきたのかに目を向けてみましょう。迷いやすさは慎重さでもあり、繊細さは人の気持ちに気づける力でもあります。

「そうやって私を守ってきたんだね」。そう声をかけることが、自分の中にいる小さな自分を安心させることにつながっていきます。

最後までお読みいただき、ありがとうございました。

山田 結子

⬜︎前の記事⬜︎

「本当の自分を出したら大変なことになる」は思い込みかもしれないー本音にブレーキをかける3つの幻想

⬜︎次の記事⬜︎

【コラム】ボルダリングで気づいた「支える力」

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

この記事を書いた人について

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

「自分には価値がない」という思い込みを手放し、本来の自分を取り戻すサポートをしています。ヒーラー&リーダーの山田結子です。

インナーチャイルドの癒しに携わって約20年。ヒーリングとリーディングを組み合わせたセッションで、多くの方の「自分らしい生き方」への一歩をご一緒してきました。

→【山田結子について、もっと読む】

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

もっと深く知りたい方へ

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

メルマガでは、自分らしく生きるための考え方や、インナーチャイルドを癒すヒントを定期的にお届けしています。登録後は「本当の自分を取り戻す5つのステップ」(全5回)が順番に届きます。読むだけでも大丈夫です。あなたのペースで受け取ってください。

→【メルマガの読者登録はこちら】

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

⬜︎カテゴリ⬜︎

⬜︎最新の記事⬜︎

コメントをどうぞ